■ 市場が一瞬で下した判決
昨日の日本銀行の金融政策決定会合を受け、市場ははっきりとした答えを出しました。
「日本からの退避」です。
一言で言えば、
通貨安を伴うキャピタルフライト(資本逃避)の加速。
これは単なる値動きではありません。
市場の信認が剥がれ落ちた瞬間でした。
■ 教科書では、こうなる
通常、中央銀行が政策金利を引き上げれば、市場は以下の反応を示します。
これは先進国では「当たり前」の反応です。
ところが──。
■ 日本は教科書と真逆に動いた
昨日の日本市場が見せた動きは、先進国ではなく新興国型でした。
しかも、悪性インフレ国のそれです。
思い出されるのは、
トルコ や アルゼンチン の通貨危機です。
■ 昨日、日本で同時に起きた「3つの異変」
① 円が売られる
円インデックス:▲1.2%
利上げをしたにもかかわらず、円の価値が一瞬で1.2%も毀損。
これは「利上げ=評価」ではなく、
通貨安をとめる焼け石に水の利上げと理解された。
② 株が買われる
日経平均先物:+1,100円(+2%)
これは強気相場ではありません。
「円で持つより、株に逃げろ」という防衛的資金移動。
現金が信用されなくなった国で、必ず起きる動きです。
③ 国債が投げ売られる
長期金利はついに2%突破。国債価格は急落。
「これ以上、この国の借金を引き受けるのは危険だ」
そう判断した結果が、この数字です。大幅に下落。
■ 利上げしても通貨が売られる国の正体
利上げをしても通貨が買われない。
これは金融政策の失敗ではありません。
国家そのものへの不信です。
市場はこう見ています。
日本はすでに「悪性インフレ型・新興国フェーズ」に入った
■ 誰がこの時限爆弾を作ったのか
答えは明確です。
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放漫財政を続け、借金を膨らませ続けた政治
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「問題ない」「自国通貨建てだから大丈夫」と
リスクを直視しなかった一部の経済学者 -
そして、都合の悪い現実を先送りしてきた行政
日本政府と知識人の集団的怠慢が、
今、マーケットによって清算され始めています。
海外勢も如実に指摘してきています
↓
RobinBrooksさんのX投稿(ゴールドマン・サックス首席FXストラテジスト)
日本は行き詰まりに達しました。利回りの上昇と財政危機の間で板挟みになるか、日銀を使って利回りを人為的に抑制し続けるかの選択を迫られていますが、後者は円を減価スパイラルに陥らせるでしょう。今日の円の急落は、これから起こる出来事の兆候です…