さて、ちょっと前から気になっていた銘柄、デルソーレ2876の考察です。チェックリストに入れており、本日+5%でじわりと上昇、中身をみていきたいと思います。
基本
・スタンダード・予想PER9.5倍・PBR0.73倍・ROE5%・時価総47億・株価539円(9/1現在)
1Qの営利4億(営利率8.9%)・純利2.7億・EPS30円です。注目すべき点は、粗利率です。粗利率が1Qで16%です。過去は-12~8%くらいで推移している中突出しています。何か変化があったのかみていきたいと思います。
配当性向
1株10円予定の、配当性向は29%、配当利回りは約2%。高くもなく低くもなく、といった所でしょうか。一応中期経営計画では、株主への還元をしっかり継続していくとのことが記載されていましたが、具体的な配当性向についての数値はありませんでした。
業種
冷凍ピザを中心に、外食産業、海外輸出等。四季報では、ドミノピザ向け縮小と掲載されています。早速地元のスーパーでも確認、ピザ生地とインドのナンが置いていました。その他海外への輸出や外食産業も。
社長:大河原 泰氏 慶応義塾大学法学部卒、元ドイツ三菱商事マネージャー
CEOは、大河原毅氏で、元ケンタッキー社長なんですね。ハーバード卒ですごい経歴です。16.8%の大株主・愛子氏は25.1%の大株主です。恐らく皆様ご家族ですよね。すごい一家です。(^^;
中期経営計画
業績良くなったのは一過性かよくわからず、ホームページをよくみたら今年から2026年にかけて中期経営計画を策定しています。結構わかりずらかったので、見逃す所でした。(^^;
以下簡単にまとめ
・おめでタイ焼き本舗と京鳥で外食産業の戦略見直し
・物流効率、コスト削減
・輸出ビジネス拡大(円安寄与しそう)
となっており、1Qの数字では、冷凍ピザを主とした食品の売り上げが好調です。
工場拠点
千葉・多摩・九州・茨木(へぇー近所です)
特に海外への輸出を300%にしていく予定とのこと。社長が元ドイツ三菱商事のマネージャーなので、結構海外に強いのかも知れません。
業績修正
8/14の短信の発表と同時に業績修正を発表。営利を1.8億→8億、純利1.2億→4.8億、EPS13円→53円です。食品の価格改定効果生産性の向上、、前向きなニュースです。
直近の決算の粗利率が良かったのは、価格改定が結構寄与したのですね。
現在の株価は業績修正をすでに織り込んでいそうですが、この数値が今後継続していけば、そして中期経営計画で海外輸出が増加してきたら、かなり面白そう。
今後のことは、勿論わかりませんが、中期経営+値上げ効果+円安と、夢のある銘柄の一つと感じます。