投資家KAJI の トレード戦略ブログ

KAJI(カジ):元教育職20年・投資{株式・FX・CFD・オプション}、民泊事業・賃貸業・太陽光事業等を実施中。常に悪戦苦闘!このブログはトライ&エラーで、精進していくための記録用です。

いつか来るのか?日本円のグレイトリセット・・・

 ただいま日曜日の20時。焼酎の水割りを飲みながら、ちょっとほろ酔いブログ書きます。

 

 トルコの政策金利が通貨安とインフレを食い止めるためについに50%となりました。最近の日本円の動きをみていますと、あまりに弱い動きが続き、対岸の火事ではなさそうに思ってしまいます。トルコと日本は、差異も多くありあますが、似た類似点もいくつかあるように思います。

以前の日本であれば、多くの人がハワイ旅行にいく時代でしたが、現在は国内のホテルですら高くて控える時代となりつつあります。

貿易赤字

 その一つが、大きな貿易赤字。2023年の統計では、日本の貿易収支は2022年は20兆3295億の赤字、2023年は9兆2914億円の莫大な赤字です。。昨年までは半導体不足による主要輸出産業の生産の低下により輸出量が削減。さらに資源を他国に依存する日本の構造的な問題(資源高騰)による構造のダブルでの痛手です。→トルコと同様の類似点です。

 今年からは、さらに新ニーサによる円から他通貨への投資が活発になっているので、月に3000億の円が海外資産に移っているとのこと。これも円の価値をさらに下げる要素になっています。→円安要因ではないとの意見もありますが、実際に円から他通貨に移っているのは事実ですから。

普通国債の残高

 財務省の資料を読んでいると少し怖くなります。いずれ日本円って、収支のバランスが崩れて、金利をあげられずインフレが制御できなくなり、結果グレイトリセットくるんでは?と思ってしまいます。

 歳出が常に税収を上回り、その差額は借金で賄っています。家庭でいうと、すでに自己破産レベルの収支バランスです。その借金の推移は以下です。現在建設公債と特例公債を含めた普通国債残高は1068兆円に達しています。(財務省HPより抜粋)
 これは少子化である日本の構造的問題だとの意見もありますが、ずーーーと常に歳出が税収を上回り、赤字を国債で補填しているのは事実なので、少子化以前の問題です。政治家も、ばら撒きばかりを焦点にしてるし、一体今後どうなるのだろう。。。

 

債務残高の国債比較

 次は、債務残高のGDP比です。日本は、突出しています。イタリアの比ではありません。日本の借金は日本円で日本国内でまかなっているので問題ないとの意見をよく耳にしますが、どこでだれに借金していようが、借金は借金といつも思ってしまう。そして、それが政策金利をあげられない、今の円の弱さの元凶と諸外国から見透かされています

 

 昨年から同様のテーマのブログを幾度か掲載してきましたが、先のことはわかりませんが、現状の財政を健全化できずに、金利をあげられない日本の政策をみてますと、一つの可能性として、さらなる通貨安に備えていくのが賢明な判断のような気がします。

 

「先の予想はよそうー」が、私の信念ですが、すでにオセアニア通貨を含め他国の通貨、それから輸出関連の銘柄も含めて、円の価値が大きく毀損しても影響のないよう、かなりの対策をしています。