今夏の熱波
さて、今夏の猛暑は、例年の比ではなく、日中には、痛いほどの太陽光と、高温になったアスファルトの照り返しとで、散歩もいけないような状況です。犬が朝夕の散歩さえも嫌がるようになりました。また、家族旅行で熱海温泉に行ったのですが、こちらも同様、正直ホテルから出て、観光したり海に入ったりできないほどの強烈な熱波です。
気候変動
世界では、気候変動による、ポルトガル、スペイン、カナダの森林火災。熱波により水分がなくなった山で木々が擦れて発火する。カナダでは今年5675件もの山火事が発生し、1200万ヘクタールが消失しました。東京都が22万ヘクタールなので、都の54倍の面積の森が消失です。カリフォルニア州では、新規火災保険が入れない地域まで出てきました。
日本
日本では、熱波、台風の大型化、浸水の被害が多くなってきているのを実感します。私自身も和歌山の建物が線状降水帯によって床上浸水の被害にあい、吐出用ポンプをもって、水の汲み出しにいきました。50リットル/分、吐出できる機械で、丸1日を要しました。今も現状復帰の工事中です。
当時の雨の状況を近所の人に伺うと、「道路の上を山からの雨水が濁流になって押し寄せてきた!」とのことでした。火災保険の価格も、以前の2倍くらい上昇したくらいの値段になっています。あまりの値上がりに、他者で相見積もりをして、ようやく1.7倍くらいの所を見つけましたが、驚愕の値上がりでした。
今後
田舎の土地
今後恐らく、この流れは加速していくと思っています。熱波、水、食料不足、電力の高騰の未来を予兆させる今夏の出来事。近隣の人は、太陽光パネルに蓄電池を導入し、家庭内の電力は、自給自足できるようにしたとのことです。
10年後の未来のために、田舎の水源のある土地を確保する。。→すでに中国人が北海道の水源地を買いあさっていますが、日本人こそ、自衛のために自国の田舎の土地を手にいれておくべきと感じるようになりました。都市部の、外出できないほどの気温を考えれば、田舎の土地が重宝する時代が到来する気がします。
水源のある土地はかなり限定されるので、雨水をろ過できるような仕組みがあれば有事の際にはなんとかなるのではと。すでに先祖の田舎の土地がある人は、売却せずに保有していく選択肢が良いのではないでしょうか。今や空き家対策で地方も無料同然の物件や土地がたくさんありますから。
太陽光蓄電池
次に家庭用太陽光と蓄電池、太陽光パネルは随分と価格が下がってきましたが、家庭の電力分を蓄えられる蓄電池が200万円強とまだまだ高価なので、手が出しにくいですが、2025年から東京都内の新築は太陽光パネルが義務付けになるので、需要が増えて、全体の価格が下がってくるタイミングがあれば、エネルギー資源を海外に依存している現状を考えれば良い選択かも知れません。
レバノンの現状なんかを見ていると、ハイパーインフレで、電力の元になる燃料を輸入できなくなり、電力の供給がストップしている現実もあるので、他人事ではない気がします。
明るい未来像を描きたいですが、今夏の状況をみて、過酷な未来の予兆をみたような気がしてなりません。。電気と水があれば、なんとかなる・・・
と近未来への危機意識を強く感じた今夏です。。