さて、ノーベル経済学賞を取得した、ダニエルカーネマン著「ファスト&スロー」から考えてみたいと思います。
彼は、投資家の界隈ではとても有名な「プロスペクト理論」を打ち出した人です。
例えば、100万円を投資に使い、それが90万円になったと想像してみてください。普通、リスクを回避をしようとすると、10万円の損失を確定する行動をとります。。。
→10%も元本をけずったのですから、論理的な判断です。。。
しかし、実際は、10万円の損失を回避するために、更なるリスクが高い方法をとってしまいます。リスクを回避するために、さらにリスクをとる。。(もしかしたら損失がプラスになるかもしれない!!)
そうです。下がった所で更に買い増しをしてしまう行動です。。より大きなポジションをリスクにさらしてしまいます。
→この行動は多分私含め皆が経験あると思いますが、あったものを無くすのは何かを得るよりも、さらに心の感情が揺れてしまうのです。
※ちなみに自己破産する人や会社の特徴は、収入・利益が減ったのに、今までのものを手放すことが出来ずに、現状の状態を続けようとして起こることが大半です。。。一旦手に入れたものを手放すのは、得る喜びよりも大きな心の感情が揺れ動くからです。
無常にも相場には、一旦進んだものは、さらに突き進む傾向があります。逃げ遅れた人の悲鳴を糧にして更に上昇してしまいます。
※今のポンドのようです。
ここが投資で「蟻の一穴、天下の破れ」と言われるように、少しのミスが大きな大きな失敗に繋がる心理です。。
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偉そうに書きましたが、この心理で何度も失敗しているから、よく理解できます。(^^;わかっているなら、今後ないようーー、、精進していきます。。。。