投資家KAJI の トレード戦略ブログ

KAJI(カジ):元教育職20年・投資{株式・FX・CFD・オプション}、民泊事業・賃貸業・太陽光事業等を実施中。常に悪戦苦闘!このブログはトライ&エラーで、精進していくための記録用です。

住石HDの考察

 さて、少し自分なりに住石HD1514についてまとめてみます。

 

基本

東証スタンダード

石炭商社(石炭仕入れ・販売等)

住石マテリアル株式会社の持ち株会社として平成20年10月設立

社長 長崎 駒樹氏 元三井住友銀行 から住石マテリアルズ支配人→社長。住石貿易の社長も兼任。

事業

住石貿易

豪州やその他地域から石炭を輸入して、物流の拠点を置いている。国内5港(福井、新居浜、松山、伊万里、大分)、仕入れ、販売

住石マテリアルズ

資産の管理業務

ダイヤマテリアル

人工ダイヤの製造と販売

泉山工業

コンクリート用骨材用の岩石砕石の採掘。(青森県下北半島

 

セグメント利益(2023)

石炭392億円 採石3.7億円 新素材3億円(人工ダイヤ)

ほとんどが石炭の売り上げで構成されています。

配当性向

今期は、7.5円予想です。配当利回りは、1.4%と低めです。

配当性向も11%と低めの水準

 

考察

 正直今期1Qが赤字、加えて石炭事業ということで、スルーしていましたが、突出すべきは豪州のワンポ鉱山による配当金です。

ワンポ鉱山の配当金推移

2019年3月:15.6億

2019年9月:9.4億

2020年3月:3.4億

2020年9月:無配

2021年3月:無配

2021年9月:4.3億

2022年4月:21.2億

2022年10月:5.3億

2023年3月:35.7億

2023年9月:詳細の数字はまだですが、業績修正みる限りでは45億くらい??

→すみません、すでに出てました。53.9億円でした。(;^_^

また、業績の大部分を占める石炭、、石炭価格の推移は以下です。

石炭先物価格の推移

石炭価格推移 日足

現在は、下落傾向にあります。やはり中国の景気後退が影響してそうです。

↓ロイター通信の石炭価格の記事です。

 さて、これらのワンポ鉱山の配当によって、EPSが続伸して、ROEを押し上げいます。2021年赤字→2022年42円→2023年69円→2024年予想107円。

すでに株価が高いですが、、それでもまだ500円台。。結局中国も日本も石炭火力に依存しているからなー。。そこは残念ですが、当分は需要が継続しそうです。