さて、私は、以前の仕事が、発達心理学が必要だったので、とある発達心理学の会の副会長もしておりました。東北地方や関東地方にも、たまに講演しにいきました。発達心理学と行動心理学は異なるジャンルですが、ちょっと書いてみます。
まず、行動心理学で「強化子」という理論があります。これは、パブロフの犬が有名ですね。鈴を鳴らす→餌をあげる、これを続けていくと、鈴を鳴らすだけで餌がもらえると思い、犬はよだれを垂らすようになります。自然と行動と行動に関連付けができるのですね。
そして、人間の場合も同じで、良い行動をする→お母さんに褒められる、良い行動が強化されていきます。「子どもは褒めて育てましょうー」というのはここですね。良い行動を褒め言葉で強化していき、良くない行動が自然と減るようにしていこー、という考えに基づいております。言葉が理解しにくい(意図がくみとりにくい)子どもには、目でみてわかりやすいキャンディーやおもちゃのお金(トークン)なんかをあげる場合もあります。
「なぜ損切りできない?」
さて、ここで、投資に置き換えてみます。「なぜ損切りできないのか????」みなさん、スパッと損切りできていますか?本当、言うは易し、行動するのは難しいですよね。
例えば、「この値を超えたら、潔く損切りしよー」と決めているとします。残念なことに損切りの値段まで上がってきたので、損切りします。
次に思っていた方向に流れが転換します。「あ!やっぱり自分のシナリオあっていたのだ!」と損切りして失敗した記憶が残ります。私もそうでした。
さて、後日、似た場面に遭遇した時、前回の記憶が蘇ります。これまで損切りしなければよかったという考えが深く刻まれます。→駄目な考え(行動)を強化します。
「前は損切りを少し待ったら、上手くいっていたので、今回ちょっとだけ待ってみよう!
毎回そんな上手くいきませんね!、今回は値が一瞬で走り、大きな損失を出してしまいます。
こうなると、気持ちを立て直すことがかなり難しいです。
次にする行動は、損失を取り戻そうと、レバレッジをあげて取引をしてしまいます。
こうなると、ほぼ確実に撤退が待っています。
解決策
これを解消するにはどうすれば良いか?これは過去を徹底的に検証することだと思います。もし、損切りしなければ、どうなるか?肌で感じるからです。
トータルの確率で考えることができます。
人間の本能での行動で、投資すると、損が出るようになっています。(プロスペクト理論)
どんな仕事でも必死にならないと、そう簡単には上手くいきませんねー。
専業目指し半年経った今の感想です。
『みなさん、お互いに気持ちよく損切りして、生き残りましょー!!』