最近、企業の中期経営目標でもよく目にするROE、なんとなくで見ていましたが、注目度が以前より増してきているので、自分用に簡単に書き留めておこー。今までは、目標のROEを達成したらEPSがどれくらいになるか?そしたら、株価水準はどこら辺にいきそうか?では、考えていましたが、それ以上意識することはあまりありませんでした。
ROE
ROEが低いということは、BPSに対するEPSの割合が低いということを意味するので、何年後かにBPSが増加していく速度が遅い。よって成長が遅く株価が低くなる。
例えば、ROE1%でBPS100円とすると、
1年後 BPS101円
2年後 BPS102.1円
3年後 BPS103.2円
これでは、株価も上がらないし、PBRも高くならない。
→手持ち資金を有効に活用していないから、複利効果が薄く、低PBRとなる。
逆にROEが高ければ、BPSの増加の速度もはやく、成長が早く、株価も評価される。当たり前といえば当たり前ですが、、意外とおそろかにしていました。
例えばROE20%でBPS100円とすると、
1年後 BPS120円
2年後 BPS144円
3年後 BPS172.8円
3年後には、1.72倍になります。
実例
投資本でよく実例にだされる神戸物産をみてみると。。。現在ROE24.3%
2016年 BPS 75円
2017年 BPS 109円
2018年 BPS 152円
2019年 BPS 201円
2020年 BPS 262円
2021年 BPS 347円
2022年 BPS 431円
で、当然、株価も評価されて、PBR7.95倍もあります。株価もこの間に8倍に!
最近よく株価の指標とされるROEですが、忘れずに他の数値と一緒に、見るようにしよー。メモノート代わりでROEでした。。。。。。