寒い日が続きます。毎朝のジョギングが日課なのですが、さすがにこの強風では出る気がしない。(-_-;)
いま読んでいるのは、東大の服部孝洋先生の国債関連の本。これが予想以上に面白い。実は金融学が一番好きだったことに中年期で気づきました。(-_-;)
■ 「SIバランス」って聞いたことありますか?
最近、経済ニュースなどで「日本はSIバランス的に国債を発行しても大丈夫」という議論を耳にすることが増えました。 これ、簡単に言うと「民間のお金 + 政府のお金 + 海外とのやりとり = ゼロになる」という、会計上のバランスシートです。
よくある主張はこうです。 「日本は海外で稼いでいる(経常黒字)し、民間企業はお金を貯め込んでいる。だから、その余ったお金を政府が借金(国債)して使わないと、バランスが取れないし不景気になる!」
これ、政治家や一部の経済学者がよく使う「国債発行の正当化」(ばらまきの正当化)に使われます。
■ 本当?
実際は、どうなのか、世界を見わたすと、例えば、スイス。
日本と同じく「経常黒字」の国ですが、政府は借金まみれではありません。むしろ財政は健全です。 さらにシンガポール。 ものすごい経常黒字国ですが、政府もずっと黒字です。→財政良い国の通貨は素晴らしく強い!
彼らは、政府が無理やり借金をしてお金を回さなくても、余ったお金を海外投資に回したり、国家戦略として運用したりして経済を成長させています。
日本の経常収支黒字も実際は、海外で稼いで複利で運用しています。
■政府のお金と民間のお金は別会計
結局、SIバランスという数式は、「結果として帳尻がどう合っているか」を示すだけの結果を示すものです。
「バランスシートの左右が合うのは当たり前」というだけの話を、「だから政府はもっと借金すべきだ!」という政治的なスローガンになっています。
あと、基本のキですが、政府の財布と民間の財布は別物です。民間が稼いだから政府が借金を増加させて良いというのは、理屈としては飛躍していると感じます。
最終的に、国債の利払いの増加は、将来の増税として国民に跳ね返ってきますから。