投資家KAJI の トレード戦略ブログ

投資家カジ:元教育職20年・投資・民泊・賃貸業・太陽光事業等を実施中。常に悪戦苦闘!このブログはトライ&エラーで、精進していくための記録用です。

AI・半導体需要と中国規制の真相。今の調整局面は「終わりの始まり」か「絶好の買い場」か?

 あけましておめでとうございます。旧年中はブログまで足を運んでくださりありがとうございました。本年も投資を含め、互いに幸多い年になりますようお祈り申し上げます。

 今年初の大きくてかなり面白いテーマは「シルバー」です。

 

シルバーの調整局面は買いか?

2026年の幕開けとともに、シルバー(銀)市場が揺れている。

1ヶ月で50%近い暴騰を見せた後の急激な調整。SNSでは「中国の輸出禁止」「相場の崩壊」といったノイズが飛び交うが、ファクト(事実)はどうなのか?

今回は、中国の規制実態、AI・太陽光による実需、そして在庫データに基づいた「ローリスク・ハイリターン」を狙うためのトレード戦略を記録する。


1. ファクトチェック:中国の「輸出規制」はデマか?

2026年〜2027年の輸出許可企業リストが発表され、市場の一部では「中国が銀の輸出を禁止した」というパニックが拡散された。しかし、実態を冷静にみると以下です。

  • 事実: これは2019年から続く「国営貿易管理」の定例更新に過ぎない。

  • 詳細: 輸出許可企業数は前年比でむしろ2社増加(44社)しており、タングステンアンチモンのような「軍事目的の厳格な締め付け」とは質が異なる。

  • 結論: 「輸出禁止」はSNSが生んだ誇張。ただし、中国国内の実需(太陽光・EV)が旺盛で、「国内で使い切ってしまうため、結果的に輸出に回らない」という実質的な供給減は継続している。

2. 実需の岩盤:AIと半導体が銀を飲み込む

今回の相場を支えているのは投機ではなく、構造的な「技術革新」による需要だ。

  • AI半導体(熱対策):

    NVIDIA等の高性能AIチップは発熱が激しく、従来のはんだでは耐えられない。熱伝導率最強の「銀焼結(シルバーシンター)」技術が不可欠となり、AIブームが続く限り銀は買われる。

  • 太陽光パネル(TOPCon/HJT):

    中国や欧州でパネル在庫のダブつき(過剰生産)が指摘されるが、余っているのは「旧型」。市場が求める発電効率の高い「新型パネル」は、従来の1.5〜2倍の銀を使用する。

3. データで見る「在庫の枯渇」

「今回の下落で相場は終わった」と悲観する前に見るべき数字がある。

  • LBMA(ロンドン)/ COMEX(NY):

    可視在庫、特にすぐに動かせる「浮動在庫」と「登録在庫(Registered)」は歴史的な低水準で張り付いている。

  • SHFE(上海):

    中国国内の在庫はさらに深刻で、過去10年で最低水準まで減少。

  • 需給ギャップ:

    The Silver Institute等のデータによれば、2025年も構造的な供給不足(Deficit)を記録。「毎年、掘り出す量より使う量が多い」状態が5年続いている。

4. なぜ急落したのか?(CME規制の正体)

今回の調整の主犯は、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)による「証拠金の引き上げ」である。

  • 背景: 短期間での急騰によりボラティリティが許容範囲を超えたため、取引所が強制的にブレーキ(規制)をかけた。

  • 意味: これは「銀の価値がなくなった」わけではなく、資金力のない投機筋を振り落とすための「健全なガス抜き」。

  • 捉え方: 過熱感がリセットされた今は、エントリーチャンスとなる可能性が高い。


5. 実践トレード戦略(2026/1/1時点)

ファンダメンタルズは強気だが、万が一の「リーマン級ショック」に備えた防御策は必須。

【エントリー計画】

  • 現在値: 71.64ドル近辺

  • 初期ポジション: 1500枚

【鉄の掟:ストップロス】

  • 設定値: 68.40ドル

  • 根拠:

    • 心理的節目である「70ドル」の防波堤の下。

    • かつ、長期トレンドのサポートライン(28.4ドル付近の換算/チャート節目)の下。

    • 通常のノイズでは狩られず、トレンド崩壊時のみ作動する絶妙な距離(約4.5%下)。

  • 最大リスク: 100万円以内に限定(必要経費と割り切る)。

増し玉(ピラミッティング)ルール】

  • 条件: 相場が反転し、75ドルを明確に超えた場合。

  • アクション: +1000枚を追加。

  • ルール: 追加と同時に、全ポジションのストップロスを「建値(71.64ドル)」に引き上げる。

  • これにより「負けてもトントン、勝てば利益青天井」のノーリスク・ハイリターン状態を作る。


結論

懸念事項もある。リーマンショックの初動は貴金属の下落から始まりました。今年は市場が暴落すると警鐘している人もいるので、あまり楽観視シナリオだけで無理をする局面ではないと思うけど、AI・半導体・太陽光という実需のエンジンは止まっておらず、在庫は枯渇し続けている。

ある程度、リスクをストップロスで限定させて、上を狙うのは十分に面白いと思う。

 

(昨日に一時的にあげたブログは削除しました。お酒飲んで書いたのでSNSのファクトチェックせずに書いたからです。読んだ方はすみなせん。今回の内容はしっかり取引所の在庫も確認してファクトチェック済みです)(-_-;)