刻々と新たな材料が出てくる相場
刻一刻と、新しい記事や発言が出てきます。
相場の空気がはっきり変わりつつある、そんな一日でした。
昨日の印象的な出来事
■ 植田総裁の発言
日銀の植田総裁は、衆院予算委員会において
「例外的に金利が急上昇する場合には、機動的に国債買い入れの増額などを行う」
と発言しました。
これは最近の国債市場で、
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買い手が薄い
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価格が下落基調にある
こうした状況を食い止めるため、実質的に買いオペで下支えするというメッセージと受け取られました。
裏を返せば、
「日本は金利を“自然に”正常化させられるほど財政に余裕がない」
という現実を、あらためて市場に示してしまった形でもあります。
結果として、通貨の信認低下を意識した円安が一気に進行しました。
■ 日本国債に“海外勢が殺到”というブルームバーグ記事
もう一つ印象的だったのが、ブルームバーグの記事。
日本国債は確かに保有者の大半は国内勢ですが、
日々の売買の約65%は海外勢が担っている、という内容でした。
つまり重要なのは、
「誰が持っているか」より
「誰が価格を決めているか」
国内勢がいくら長期保有していても、
価格決定権は機動的に動ける海外トレーダーが握っている。
そして彼らは、日本国債を「安全資産」ではなく、
売り浴びせる機会を狙う“トレード対象”として見ている――
そんな示唆に富んだ記事でした。
(※ 実際の記事リンクはこちら)
本日のメモ(ゆうちょ銀行)
あらためて、11月に開示された
ゆうちょ銀行・9月第2四半期決算説明資料を見返していました。
■ 評価損の内訳
P7記載
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国債評価損:▲1.9兆円
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トータル評価損:▲7,402億円
P22記載(満期保有目的=HTM)
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国債評価損:▲2兆7,302億円
合算すると
国債の評価損は約▲4.6兆円
足元、その後の国債下落を考えると、
ここから少なくともさらに1兆円程度は悪化している可能性もあります。
昨日は強烈な買いが入り、価格は一時的に戻しましたが、
構造的に見れば、やはり経営環境はかなり厳しくなってきていると感じます。
長期金利が2%を明確に超え、いわゆる“債券ショック”が顕在化しない限り、
これが一気に表面化して売り込まれる場面は来ないとも思います。
その意味で、
空売りは本当にタイミングが難しい――
あらためて痛感しています。(含み損中ー) (-_-;)
トレードメモ
円キャリー逆回転狙いで持っていたドル円ショートは、
植田日銀総裁の発言を受け、一旦損切り。
円安が加速すると円キャリー巻き戻しのプランが遠のきました。
下落局面はヘッジで拾いましたが、
やはり2%突破直前まで引きつけた方がリスクは低かったかもしれません。
それでは、良い一日を。
!(^^)!