今日は、実際に長期金利の急騰=債務危機を経験した国の“初動”がどう動いたのかを調べていました。
特に参考にしたのは トルコ・イギリス(トラスショック)・アルゼンチン の3つのケースです。
結論から言うと、どの国も「同じ順番」で市場が壊れていきます。
■① 初動:銀行株が壊滅的に売られる
最初にダメージを受けるのは銀行セクターです。
日本に置き換えると、
メガバンクより地方銀行の方が圧倒的に危険です。
メガは海外資産によるヘッジが効きますが、地銀は国債依存の比率が高いからです。
■② 次に、不動産セクターが暴落する
第二波は不動産市場です。
この「需要消滅」と「財務悪化」のダブルパンチで、大幅下落が発生します。
■③ 最終フェーズ:通貨安で“名目株価だけ”上昇する
債務危機の終盤では、
通貨安 → インフレ → 名目ベースでは株が上がるフェーズに入ります。
ただしこれは“実質的な株高”ではありません。
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トルコ:株価上昇 → しかし通貨価値は数年で70%消失
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アルゼンチン:指数は上がる → ドル換算では半分以下に
通貨安による“見かけの株高”にすぎず、景気が良くなったわけではありません。
■市場はこの順番で動く
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第一段階:急激な暴落(銀行・不動産中心)
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第二段階:通貨安による“名目だけの株価上昇”
過去の国はどこもこの順番でした。
■では、日本でこれが「いつ」起きるのか?
私の見立てでは、
長期金利が2%を明確に超えたタイミングです。
そしてそれが最も起きやすいのは、
2026〜2028年頃
理由は明確で、
1160兆円のゼロ金利時代の借り換え(リファイナンス)が本格化する時期だからです。
このタイミングで長期金利が2%を突破すると、
ほぼ確実に 海外勢が発端となった日本の財政に懸念した売りが起こり、トリプルショック(債券・株・通貨)安 が発生します。
■想定される日本の株式市場へのインパクト
過去の類似国を参考にすると、日経平均の下落幅は以下のように推計できます。
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イギリス型(トラスショック):–15%前後
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トルコ型:–20〜30%
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アルゼンチン型:–40〜60%
日本の場合、おそらく –20〜30% がもっとも現実的です。
現在の日経平均は 48,650円
→ 9,700〜14,600円 程度の下落が起こりうる計算になります。