通貨安のインフレで財政拡張をした成功例を歴史から学ぶ!!
近代史で戦争時をのぞいて、通貨安で困っている国が拡張財政をして成功した例は一つもありません。以前スウェーデンやニュージーランド、カナダ等が財政危機の通貨安に陥りましたが、いずれも積極財政ではなく、痛みのある緊縮財政によって強い経済を取り戻したのです。
具体的に歴史から学んでいきましょう。
カナダ
1990年の財政赤字拡大で立ち行かなくなる。通貨安が進行。ピークで米ドルに対して30%下落。
そこでカナダがした政策は以下↓
・連邦公務員を14%削減
・公務員給与を10%削減
・各種補助金を20%カット
・社会保障改革
要は、財政黒字にするために大幅は税の支出カットで緊縮財政をしました。
結果はいうまでもなく、今の強い経済と強いカナダ円があります。
ニュージーランド
1980年に財政赤字と通貨危機。ピークで米ドルに対して40%下落。インフレ20%
・国営企業を民営化(航空・鉄道・銀行・通信)
・公務員の大幅削減(30%規模)
・社会保障費の大改革(失業手当縮小・年金開始年齢を引き上げ・医療補助の見直し)
・財政赤字の恒常化を禁止
こちらも公務員を30%削減するまでの大胆な改革で今の強いニュージーランドドルが確率されました。
スウェーデン
1990年代の財政赤字。通貨安はピークで米ドルに対して20%下落。対策として
・政府支出に絶対的な上限を作る。
・年金の大改革(財政悪化時には給付を削減できる制度を導入)
・家賃補助撤廃
・医療補助の削減
1ついえることは、財政が悪く通貨安に苦しんでいた国はどれも痛みのある政策で歳出をしぼって、強い経済を取り戻しているのです。
逆に通貨安でさらに財政を拡張させた国をみると、
そうです。その後ハイパーインフレを起こして経済が崩壊した国ばかりです。
勿論日本がハイパーインフレになるとは思えませんが、上述の経済を復活させた三国は、ごまかしをやめてプライマリーバランスを正常化する必要があるといずれも断言した国ばかりです。
歴史から学ぶ!!皆さんはどう思われます?現在、経済諮問会議に永濱氏が選出されました。通貨安のインフレ税で財政は改善しているから支出余力ありの声が高まっていますが?