ちょっと、自分のためにまとめておこう。
私が好んで投資するパターンの1つに
・業績悪化企業が、社長交代等で経営計画を発表、その後利益が出始める。
このようなパターンが多いです。会社は赤字続きだったので、財務内容が悪く、中には継続疑義の会社もありますが、経営を立て直し、株価が評価されれば投資先としては結構面白いと思います。およそ誰も投資したがらないので、低PERの場合が多くみられます。しかし、安いと思って株式を購入しても、注意も必要です。
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こういう会社にいくつか投資していますが、投資して感じる問題点があります。
1.累積した赤字によって、財務健全化までの道のりが遠い
赤字体質だったので、利益剰余金がかなりのマイナスで累積しています。これを返済するには、かなりの年数がかかる場合が多い。
2.無配が続く
損益計算書では、赤字を脱却して利益が出るようになっても、依然として財務の累積赤字が大きいので、配当が出せません。中にはA種株式を発行していて、これが足かせをしている場合も多々あります。A種に配当を支払う義務があるので、一般株主に配当が出せないですし、配当の原資となる利益剰余金がなければ、無配が続いてしまいます。
3.低PERでも下げる
低PERでも、継続して利益を出していかないと、利益減になると株価は下がる。
低PERだからと甘く考えていましたが、やはり利益をしっかり継続していかないと、株価は下がり続けてしまいます。
→高成長のグロースのように半値以下になることは稀ですが、普通に30%くらいは下落してしまう。
まとめますと、経営立て直しの会社へ投資する場合は、しっかりと利益を出す体質を継続して、2年以内くらいに財務体質が改善されて復配できるような銘柄に投資しないといけません。極端にいうと利益剰余金が-50億で、年間の純利が5億でしたら、単純にプラスまで10年かかるので、バリュー評価からなかなか抜け出せずに株価も低迷してしまいます。
※配当の原資は利益剰余金なので
時間は有限ですから、会社を立て直すのに2年以上かかりすぎそうなのは、ひとまず、横目でチェックくらいにして、手を出さないようにしよう。。
ポジショントークですが、日本精蝋、利益剰余金が今回の決算でプラスに転じました。資本性劣後ローン30億円がまだありますけど2年後くらいに面白いかも??資本性劣後ローンの満期は2028年の10月です。。