負ける人は、負けるべくして負けている?
どうやら、江戸時代の大名で剣術の達人でもあった松浦静山の剣術書『常静子剣談』にある一文に掲載されているのが語源のようです。 「負けるときには、何の理由もなく負けるわけではなく、必ず何か負ける要素がある」とのこと。
母をみていると、いつもこの言葉を思い出します。株式投資が趣味で、とにかく何かのポジションを持っています。母の行動をいつも客観的にみていて、そらー資金増えないなーと感じるので、ちょっと原因を書いてみます。→ちなみに原因を伝えても、改善しようとする意識がないです。(-_-;)
負けるべくしての行動
・買った明確な根拠がないので、出口戦略もない
そもそも買った根拠が薄いので、出口の根拠も薄くなり、薄利で逃げてしまう。
例えばJT等を配当狙いで長期目線で買っても、2週間後に少し値上がりしたら手放す。理由は少し儲かったから。完全にプロスペクト理論の行動心理に当てはまっています。ちょっと利益が乗ると、利益が減少するのを恐れて早期撤退してしまう。
・リスクリワードを考えていない
買う前にリスクとリワードを考えていないので、いつも売り時か否かを考えている。結果、薄利で撤退、次の取引で損をだす、これを繰り返してしまう。
・一つのものに丁半ばくちをしてしまう
口座資金に対して、一つのものに大きくポジションを持ちすぎてしまい、少し値上がりしたらそわそわして、落ち着かない。そして少し下がったら手放してしまう。一つのポジションが大きすぎると毎日一喜一憂となりホールドし続けられない。
・固執する
一つの会社に固執してしまう。結果的に一度手放しても次の日に上がると再度買ってしまう。そして少し上下するとまた、手放す。結果的にディトレードをしている。
・SNS等で煽られている銘柄を買う
例えば、有名なインフルエンサーが推奨している銘柄を躊躇なく信じて買ってしまう。誰かが暴落がくるといえば、それを信じてすぐに売ってしまう。相場予想屋を信じてしまう。
趣味で楽しくやっているので、全く何も問題ないですが、やってはダメな行動の模範のような行動をするので、母には悪いですが、コラムに掲載してみました。(-_-;)