イギリス迷走中
さて、イギリスのヘッドラインから目が離せません。昨晩10/14(金)も胃が痛くなるような展開でした。
まず、ヘッドラインニュースでクワルテング財務相が米国から緊急帰国しているという速報がでて、何やら今晩方向転換するのでは?という憶測が流れました。10月14日は英国中央銀行が国債購入を停止すると決定していた日です。
→ヘッドラインと英国債の利回りのチャートから目が離せない。。(^^;
次のヘッドラインが、トラス首相がクワルテング氏を更迭したという速報で、一気に下落中のポンドが跳ね上がり、国債利回りも低下しました。後任にはハント氏ということで安堵感で一瞬ポンドも買われましたが、その後22時30分のトラス首相の記者会見でそれ以外の目新しい方向転換もなく、失望売りを誘いました。
その後英国10年債は、一気に利回り上昇していき、現在の位置です。
※黄色矢印の上昇が、トラス政権の23兆円のバラマキを発表したタイミングです。最後のローソク足が、昨晩のトラス首相の記者会見後で再び上昇。もしダブルの4.57%付近を上抜けてきたら、5%半ばくらい?まで跳ね上がりそうです。
※英国債の利回りと逆相関のチャートです。23兆円の予算案発表後ポンドは暴落、昨晩の記者会見後に売りが加速(最後から2つ目のローソク足)しました。
もし、トラス氏が辞任、もしくは大きく方向転換すれば、一気にポンドが買われ、国債の暴落を食い止められそうですが、このまま国債利回りが上昇して、ポンドが1.10付近を割り込んだら、ダブルトップの形成となり、1.05付近まで再びポンドショックが起こる??かも知れません。
英国10年債の利回りは、常に確認しておいた方が良さそうです。。。
戦略ブログは、ここ最近ド短期で方向が変わるので、中々更新できてないですが、方向感ある時に更新していければと思います。(^^;