さて、ボブ・ボルマン著、結構楽しいです。どんな時に世界のトレーダー がどんなことを考えているのか。
今年の3月13日〜3月18日のコロナ禍でのオージードルについて考察してみました。
荒い天井の上下から、下へのトレンドがはっきり確認してから「1の段階」になりました。
すでに20.75.200EMAはすべて下向きです。
1の波
あらい上下の波で、下抜けのブレイクが失敗しています。この波、180pipsもあります。他の投資家フォロー入れられない大きさです。リスクリワードが極端に悪くなるからです。損切り180pipsだとリワード360pipsくらいは実際難しい話です。
2の波
この波は64pipsです。まあかなり大きなうねりです。このブレイクアウトは、35pipsほどなので、エントリーしても利食いはできていた波ですが、まだリスクリワード悪く、皆がフォローしにくい波です。
3の波
大中小と一番小さな波ができました。それでも60pipsほどですが、、ここは鉄板で入りたい場面です。波が小さく、損切り幅が狭く設定できるので、リワード伸ばせると、ベア派のフォローが入りやすい場面だからです。そして、抜群の時間16時に下抜けです。100pipsのびました。ここはエントリーしたくなる、良い波です。
4の波
70pipsほどの波です。押し目が微妙で、時間が深夜1時です。かなり微妙な時間で、やはり、周囲にフォローされずに、ブレイク失敗です。
5の波
49pipsの波で、時間も16時、ロンドン勢がフォローしてきそうな展開で、リスクリワードも見込めそうです。しかも半日前の失敗で、二度目のトライです。絶好のエントリーしたい箇所です。この後、270pipsの下落です。
この展開に今遭遇していたら、勝てていたか?想像してしまいます。どこでエントリーできていたか?うまく立ち回れていたか。ブレイクアウトになんでもついていくと、このような大きな荒い相場で、結局上手く利益を伸ばせません。
如何にフォローが入りやすいプライスアクションをみて、エントリーできるかが、ブレイクアウト手法の勝敗の鍵だと感じます。